タスマニア動物紀行

このコーナーでは、タスマニアのユニークな動物たちに焦点をあてて
いろいろな切り口で紹介していきます。
もうひとつの「タスマニア物語」(動物編)をどうぞお楽しみください。


 動物紀行 第1回 小さなダイビングの天才 フェアリーペンギン

  小さなダイビングの天才
 タスマニアの周囲の海岸線、そして島々に生息している世界で最も小さなペンギンをご存知ですか。 その名はフェアリーペンギン(別名リトルペンギン)体重約1kg、身長約40cm、です。
海岸線のヤブの中や岩の下に巣を作りますが、生活の大半は海の上です。 早朝夜明けとともに巣穴を出て、遠くは20kmもの沖合までエサを求めて泳いで行きます。 「小さなダイビングの天才」という異名を持つこの動物は、10mから30mもの深さまで潜水を繰り返し、エサを探し求めます。
彼らの流線型のスタイルは、陸上を歩くよりも海の中を泳ぎまわるのに適しているのです。小イカやイワシのような小魚を求めて夕闇が近くなるまでダイビングを繰り返すのです。
毎日少なくとも体重の25%程度のエサを食べていますが、巣に親の給餌を待つ雛がいる場合や、2週間飲まず食わずで陸上にとどまる換羽の前にはそれ以上のエサを探さなければなりません。

  ペンギンの外敵は?
海上にはいろいろな外敵がいます。
海中にはサメやアザラシ、海上には海ワシや大型のカモメなどの外敵が常に彼らを脅かします。
こんな外敵から身を守るかれらの手段は、保護色です。
彼らの背中を覆うダークブルーの羽の色は、空中からエサを求めて探しまわる猛禽類から、そして腹側の白い色は海の底から襲ってくる外敵から身を隠すための持ってうまれた能力なのです。 
しかし、現在のかれらの最も大きな外敵は人間の社会です。
ヨーロッパ人の入植以降、数百万羽以上もいたペンギンの数は急速に減少していきました。コロニー周辺の環境が破壊されると同時に、車や人間の持ち込んだ犬や猫による被害がもっとも大きな被害の原因になっています。
現在タスマニアには約11万から19万のツガイのペンギンが生息していると推測されていますが、この大半は人間の少ない周辺の島々に住み、タスマニア本島に住むのはわずかに5%と言われています。

  名物ペンギンパレード
メルボルンのフィリップ島のペンギンパレードは古くからよく知られています。知られているだけにたくさんの人々が押し寄せる場所にもなっています。
でも皆さん、もうすでにタスマニアがもっともっと自然にこのペンギンパレードが観察できるのをご存知ですね。
ペンギンパレードとは、夕闇の到来とともに海上での活動を終えたペンギン達が陸地を目指し、グループで上陸して巣穴を探して海岸を歩いて行く様子を示します。ときどき立ち止まって濡れた羽に油を補給しながらヨチヨチとビーチや岩場を歩いていく姿は、何にもましてかわいいものですね。
繁殖期には、真っ暗な海岸線のあちこちからエサを求める雛の呼び声が遠く近く聞こえてきます。満天の星のもと、渚に打ち寄せる潮騒の音を聞きながらペンギンの姿を観察する経験はタスマニアならではのものです。
現在タスマニアの本島でペンギンを観察するツアーが行われているのは、東海岸のビチェノとロンセストン北部のロウヘッドですが、それ以外にもブルーニー島、スタンレー、西海岸のオーシャンビーチ、タスマン半島などで観察できます。

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