タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第12回 日豪プレス 8月号掲載 白い鳴き砂のビーチ フレシネ半島

山側の国立公園の代表がクレイドルならば、海側のそれはフレシネだ。
タスマニア東海岸の中ほどから南に垂れ下がるように突き出ているのがフレシネ半島。馴染みのない名前だが、これは19世紀初めこの付近を探検したフランスの探検隊員から取って名付けたことによる。フレシネ国立公園は、ホバート近郊のマウントフィールドと同時に1916年に指定を受けたタスマニアで最初の国立公園でもある。雨の少ない東部にあって冬の南西風と逆に位置するため、この付近は昔からタスマニア富裕層の避寒地として人気があり、またタスマニアアボリジニの冬場の居住地区でもあった。そういう意味では、8月のこの冬の時期に出かけていくのもいいかもしれない。

この国立公園の魅力のひとつはハザードと名付けられた赤い花崗岩のむき出しになった岩山だ。国立公園の入り口にあるコールスベイの船着場に立つと湾をはさんで、アモス、ダブ、メイソンと名付けられた3つの山の姿が目に入る。丸みを帯びたピンクの岩は、クレイドルの切り立った柱状節理の粗粒玄武岩とは全く趣を異にする。この国立公園の最大の名所ワイングラスベイの展望台にはこの岩山を30分ほど登らなければ行けない。名前の通りのグラス状のビーチの湾曲と紺碧の海の対比はもちろん一見に値するが、同時に周辺で転がり落ちそうに積み重なっている丸い花崗岩の岩塊群も見ごたえのある風景だ。

しかし今日はこの国立公園で意外と立ち寄る人の少ないもう一つのポイントを紹介しよう。この半島の手前半分の東側に存在するフレンドリービーチは、細かい鳴き砂が延々と続く白砂の海岸だ。吹き寄せるタスマン海の荒波が、風化した花崗岩由来の石英を細かい砂にしてこのビーチを形成している。ここの魅力はやはりそのスケール感だ。長さ10kmに渡って続く無人のビーチには何時行っても圧倒される。先に紹介した西のオーシャンビーチにはどこか暗い不気味さがあったが、ここのビーチには明るさがある。

フレンドリービーチへの入り口は、A3号線の分岐からフレシネ国立公園へのアクセス道路に入って約9km走った左側にある。車で国立公園を目指してすっとばして行くと見落としてしまうので要注意。ここを左折して入っていくと未舗装道路となりやがて展望台のサインがある。最初にこの展望台からこのビーチの遠望を眺めその後でビーチまで下りて行こう。潮騒を聞き乾いた風に吹かれながらどこまでも歩き続けたい気分になる場所である。

上の写真:左から フレンドリービーチ遠望とビーチ際、ワイングラスベイ展望台
下の写真: ハザード風景 3態


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