タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第16回 日豪プレス 12月号掲載 リンゴの島の サクランボ

その島の形がリンゴに似ているタスマニアはアップルアイランドの愛称で呼ばれているが、同時に昔からリンゴの産地でかってはヨーロッパに向けて大量に輸出していた時代があった。現在でも、特に南部のヒューオンバレーを中心に生産が盛んで、アジア方面への輸出も行なわれている。ただし、種々の嗜好品との競争もあってリンゴの需要は頭打ちになっているのが世界的な傾向でもあるらしい。そんな理由から、最近タスマニアではサクランボの生産が急速に拡大している。

タスマニアで生産されているサクランボは、赤黒い色をしたダークチェリーと呼ばれる品種が主流であるが、今日は、ひとつの果樹園で日本人になじみの深いピンク色の果肉の白いサクランボが生産されているという話を紹介しよう。
リードファミリーは
19世紀の半ばから6代にわたってヒューオンバレーでリンゴを生産する農家で、代表のティムさんはむかしから日本とのつながりを持ってタスマニアのリンゴの日本への輸出に尽力を注いできた方である。リンゴの分野においては、レッドフジやムツなどの日本の品種が導入されているが、日本の品種のサクランボの苗木の導入を初めて行なったのが彼だ。
クリーンな環境が売り物のタスマニアには、外国からの植物を持ち込むことはなかなか容易ではない。ティムさんが、数年間の検疫期間を経て導入されたサトウニシキ
500本の苗木を初めて植えつけたのは2002年、永年リンゴの生産を行なっていたヒューオンバレーを離れて、ダーウエント川の中流域プレンティに設けた新しい果樹園だった。
サクランボの収穫期は
12月から1月にかけて。この収穫期に雨に見舞われると果実は大きなダメージを受ける。これがリード家の初代が入植を行ったヒューオンの地を離れた理由だ。総面積300haの新しい農園には、3万本の日本品種のチェリーに加えて、5万本のダークチェリー、4万本のリンゴの果樹が植えられ、タスマニアでも最大規模の果樹園となっている。

さてこの日本品種のサクランボは数年前から日本への輸出ができるようになった。日本のお正月の果物屋さんの店頭で、このタスマニア産サクランボに出会うことが出来るかもしれない。タスマニア在住の我々にはなかなか口に入るものではないが、ダークタイプのさくらんぼの生産はタスマニアのあちこちで行なわれ、ツーリングの途中で各地の農園や販売所で購入して、この時期ならではのタスマニアの味覚を味わうことができる。

上の写真:左から 日本品種のチェリー、ティム・リード氏、ダークチェリー    
下の写真:左から チェリーブロッサムの季節、日本向けチェリー、リード農園 空撮  (写真はすべてRied Fruits社提供)


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