タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第18回日豪プレス 2010年2月号掲載 世界遺産の森に咲く 蜜の花

タスマニアは養蜂のさかんな州である。それはレザーウッドというここにしか咲かない、香り高い花の蜜が手に入るからであろう。まだ味わったことの無い方は是非まずこの蜂蜜を食べてみてほしい。濃厚で、強い花の香りを持つこの味を覚えたら、やみつきになること請け合いだ。今回は、ちょうどこの季節が満開で、蜜蜂たちが群がって蜜集めを行っているレザーウッドの花とその蜂蜜を紹介しよう。

レザーウッド(Leatherwood)は、世界中でタスマニアにしか存在していないユニークな植物だ。しかも、この木が生えているのはタスマニアでも雨の多い西側に限られていて、レインフォレストと呼ばれる湿った自然林にのみ存在する。地図で見てもわかるようにタスマニアの西側はほとんどが世界遺産に指定をされた国立公園だ。つまりこの蜂蜜は、世界遺産の森の中とその周辺部の森でひそやかに咲く花から集めて作られた貴重な自然食品というわけだ。

たとえば、この時期10号線に沿ったネルソン滝の自然ウオークやセントクレア湖岸の森歩きをしてみるとトラックの上に白い花びらが落ちているのに気がつく。そこで上を見上げると樹高が10数メートルの木の先端付近までいっぱいの花をつけたレザーウッドの木が見つかるだろう。花は白色の4弁で、ちょうど梅の花ぐらいの大きさ。この花をめがけて群がるミツバチの羽音が聞こえてくるかもしれない。特に、森が川に面したところや、ハイウエイ沿いなど日当たりがよい場所では、その咲き具合も格別に良い。1月から3月にかけてはこの花の蜜集めの最盛期で、タスマニア西部のハイウエイ沿いでは、道路際に巣箱を設置してある場所が各所で目に入る。

最後に、この花を見たいが西部の奥地まで出かけて行くには時間がないという人のために、ホバートの近くのベストの観察場所を紹介しておこう。それはヒューオンバレーの人気スポット、エアウオークで、ここならば2時間弱のドライブで訪問できる。エアウオークはヒューオン川の上流部の森を数十メートルの高さから見学できるユニークな施設で、この樹上デッキを歩くと白い花を無数につけたレザーウッドの木の先端部分を間近に観察することができる。ホバートから一番近い世界遺産地域、ハーツマウンテン国立公園もすぐこの近く。是非一緒に訪問してみてはどうだろう。

上の写真:左から シダに散った花びら、レザーウッドの花 2態    
下の写真:左から 満開のレザーウッド、代表的なレザーウッドハニー、森の近くに設置された巣箱


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