タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第20回日豪プレス 2010年4月号掲載 黄葉のドライブルート・ダーウエントバレー

セントクレア湖を源としホバートの港に至るダーウエント川は、全長187km、タスマニアで2番目に長い川である。この川の中流域、ニューノーフォークを中心とする一帯は、この時期、河岸の柳や農場の中に植えられたポプラの並木が黄色く色づいて最も美しい季節となる。肥沃な堆積土壌に恵まれたこの地域は昔から農業が盛んで、中でも豪州有数のホップの生産地として知られてきた。ポプラの並木はこのホップの畑の防風林として植えられたものらしい。
ダーウエントバレーはホバート発の一日ドライブで出かけて行くのにぴったりのコースだ。 
秋晴れの一日、川を遡り、自然な佇まいの河岸の風景を眺めながらハミルトンの辺りまで出かけてみてはどうだろう。 まずは、ニューノーフォークの橋の付近で小休止。 橋の欄干越しに川面をみれば、河岸に茂る木々を映しこんだ水面をジェットボートが白波をたてて遡っていくシーンに出会うかもしれない。 ホップの畑はもう少し上流の
Bushy Parkの辺りから登場する。残念ながら、4月のこの時期は収穫が終わっているが、無数の木の柱とワイヤーを張り巡らした畑の中に見える白い木造の乾燥小屋 (Oast House)の姿は、この地域の特徴ある風景だ。
さらに上流にはこの川を堰き止めて造ったメドウバンクの湖がある。この湖の西側の高台から展望する景色は、対岸のポプラ並木と空の青が映りこんでそれは印象的なものだ。大物のマスを狙う釣り人たちのボートに混じって湖水をゆったりと泳ぎ渡る黒鳥の姿も見える。

この湖に沿ったところに、入植の村ハミルトンがある。ご存知かどうか、1990年に封切られた映画「タスマニア物語」の舞台になった村だ。 牧場主アーチャー氏の協力で640エーカーの敷地の中に主人公川野栄二(田中邦衛)の家が建てられ、およそ3ヶ月間に渡るロケが行なわれた。
この鄙びた小さな村にとっては、まさに最大の事件であった。
ハミルトンには、
1840年に囚人が造った馬車宿グレンクライドハウスがあり、午後のお茶や昼食を楽しめるお勧めスポットになっている。

この一日ドライブルートには、もちろんラッセル滝で有名なマウントフィールド国立公園があり、またかつて南半球では珍しいサケの放流事業が試みられ、その後マスの孵化場となったサーモンポンドなどもある。
秋の黄葉の一日を是非このダーウエントバレーで楽しんでみよう。

上の写真:左から ニューノーフォーク付近2枚、ブッシーパーク付近    
下の写真:左から メドウバンクの湖岸風景、ジェットボートの航跡、オーストハウス風景


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