タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第23回日豪プレス 2010年7月号掲載 東海岸の旅の拠点 ビチェノ

ビチェノは東海岸の南北ちょうど中間に位置する小さな港町。ホバートからもロンセストンからも車で約2時間半の距離で、タスマニアの代表的な海の国立公園フレシネ半島に隣接しているためにタスマニア東部の旅の宿泊拠点とするのにお勧めの場所だ。

ビチェノはフレシネ半島の中心の町コールスベイから北に37kmの距離だが、地図で見ると国立公園エリアの最北端からはわずかに数キロしか離れていない。町の北側にはダグラスアスプレイの国立公園があり、南北いずれの方向にも手付かずの美しいビーチがある。町の真ん中に「鯨捕りの見張り台」と名付けられた小山があり、1803年に捕鯨の基地として開かれたというこの町の歴史を思い起こさせる。この見張り台の麓にガルチと名づけられた船着場がある。沖合い100mにあるガバナー島が外海の荒波をさえぎる天然の地形が特徴だ。ここから水揚げされる水産物の代表がCray Fish(イセエビ)で、地元でも高価なこの食材をシーズンには比較的安い値段で楽しむことが出来る。このガルチ付近は、町の人々の釣りのスポットにもなっているが、さらにこのガバナー島の外側海域は海の保護区となっていてユニークな海洋生物たちが生息する。このような海底の自然を本格的に楽しむための本格ダイブセンターが町の中にあるが、簡単にグラスボートで海に出て船底のガラスを通してその景色を楽しむことも出来る。
夜のイベントはペンギンツアーだ。町の北側にあるダイヤモンドアイランドの対岸にリトルペンギンのコロニーがあって、毎晩この巣に帰ってくるペンギンの群れを観察するツアーが行われている。世界でもっとも小さいといわれるこのペンギンたちは日中沖合いで餌を捕り、日の入りと共に巣に帰ってくる。ここでのペンギンツアーは北のロウヘッドのそれと並んで人気のアトラクションのひとつ。この町に宿を取ることをお勧めするのはこのツアーに時間をかけずに参加できることがその理由だ。

最後の見逃せないポイントは、潮吹き穴とロッキングロック(揺らぎ岩?)。ガルチから海岸に沿って南に数分歩いたところに名所ブローホールがある。この付近の海岸は浸食されて丸みのあるピンクの花崗岩に覆われタスマン海の荒波が常時吹き寄せている場所だ。この荒波が、岩場の隙間を通って時折天高く吹き上がるのがブローホール。そしてその横に存在するのが重さ80トンといわれるロッキングロック。自然のどんな力がこのような場所にこんな形で取り残したものか。早朝、吹き寄せる波にいかにも揺らいでいるような形で直立するこの巨大な岩の横に立ってタスマン海から昇る朝日を拝んでみよう。

上の写真:左から ロッキングロックの日の出、ブローホール、オレンジ地衣と花崗岩
下の写真:左から 付近のビーチ、ブローホール付近のペンギンマーク、鯨捕りの見張り台


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