タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第29回日豪プレス 2011年2月号掲載  日曜市とペニーファージング エバンデール

エバンデールはロンセストン空港から南に5kmに位置する、人口わずかに1100人の北部の町。1811年に陸軍の駐屯地として開かれ、1836年にエバンデールとなった。北部のジョージアンビレッジと呼ばれるように現在でも19世紀初頭の建物が数多く残る鄙びた趣のある場所である。

この町のランドマークといえば、入り口にそびえるレンガ造りのウオータータワーだが、人によっては、メインストリートにある人気ベーカリー「Ingleside」を取り上げるかもしれない。 しかしこの町の売り物はやはり日曜市「エバンデールマーケット」。 南のサラマンカのそれとは規模的には比較にならないが、北部の田舎のマーケットとしてなかなか捨てがたい味わいがある。 町の中心部にある公園で毎週日曜8時から1時半頃まで開催されるこの催しには、地元の野菜、鉢植えの花々、手作り工芸品や古道具などおなじみの屋台が展開し、ポニーライドや小型の蒸気機関車が引っ張るトレインライドもある。 一昨年にこのマーケットで数ドルで購入したアジサイのポットは今年すっかり成長して大輪の花を付けている。なかなかの掘り出し物であった。

閑話休題、今回のもうひとつのトピックスは、毎年2月、このエバンデールの町のお祭りイベントとして開催されるペニーファージングのレース選手権。ペニーファージングとは、19世紀の後半まで利用されていた前輪の大きな自転車のこと。 チェーン付の現代風の自転車が開発される以前、最もスピードの出る自転車として普及していたらしい。 ペダルで直接前輪を回すので、前輪が大きいほどスピードが出るのだが、重心が高いのでブレーキをかけると人間が飛び出してしまうのだとか。危険なため、ブレーキそのものが装備されていないというしろものだ。

このレースの正式名称は、National Penny Farthing Championship1983年に最初のレースが行われ今年で28回目。参加者は、豪州全土はもちろん、ニュージーランドや英国、米国など世界の各地からやってくる。町の中を周回する形でサーキットが作られて、世代ごとに分けられた選手たちが、ジョージア朝スタイルの建物の前からこの古風な自転車でスタートして行く。辺りには、年に一度のお祭りを盛り上げるために、当時の服装をまとった人々がたむろする。まさに入植当時の風景を再現する一日となる。今年のこのアンティーク自転車の大会は、219日土曜日に開催される。

上の写真:左から ペニーファージング選手権の大会の様子
下の写真:左から エバンデールマーケット、人気のパン屋さんイングルサイド、町の中心部


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