タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第37回日豪プレス 2011年9月号掲載  野鳥と史跡の マライア・アイランド

東の海岸線に沿ってあるマライア島には、トライバナの港から一日2回往復しているフェリーで渡る。車を載せることはできないので、島の中は歩くか自転車で巡るしかない。南北が20km、東西が17kmほどしかない小さな島は、島全体が国立公園で豊かな自然に恵まれている。

私が訪問した時、船着場の欄干ではヒメアジサシの群れが羽を休め、近くの水溜りではロウバンガンが、そしてユーカリの森の上ではオナガイヌワシが悠々と飛翔していた。 そうこの島はブルニーと並んで野鳥の豊富な島なのだ。希少種のミドリホウセキドリが生息する場所としても有名で、公園局のサイトには約65種の野鳥がリストアップされている。

この島の歴史は古い。マライア島の名付け親は、1642年に白人として初めてタスマニアを訪問したオランダ人アベルタスマン。 英国の入植後かの有名なJames Kelly1816年に立ち寄り、1825年から囚人収容地として使われるようになった。一連の建物はダーリントン保護観察ステーションとして、ポートアーサーとともに昨年、世界遺産の指定を受けた。 フェリーの船着場から150mほどのところにある「Commissariat Store」の建物は1825年に造られた最も古い建物で、現在はこの公園のレセプションとして各種の情報を提供する場所になっている。
島の中にはホテルのような宿泊施設はない。寝袋で泊まる簡易宿泊施設があるが、電気もお店も無い所なので日帰りの急ぎ足のツアーで訪問することにするとなかなか忙しい。
標高599mの「Bishop and Clerk」は結構けわしい山だ。頂上までの往復で4時間かかるがフレシネ半島国立公園までの素晴らしい眺望が楽しめる。健脚の方はぜひともに登ってみてほしい。頂上まで行かないまでも途中の草原の散策路を歩くと、フォレストリーカンガルーがのんびりした姿でくつろいでいるのに出会う。
ここで見落としてならない2つの名所は、
ファスル・クリフ(Fossil Cliffs)ペイント・クリフ(Painted Cliffs)の2つの海岸地形だ。化石海岸では約3億年前に堆積した貝などの海洋生物の化石が無数にあり、ペイントクリフでは2億年前の三畳紀に形成された砂岩の美しい縞模様が見られる。
夕方近くになるとステーション跡地の付近の草原には、早々とウオンバットたちが登場してくる。ウオンバットと遊んでいれば、まもなく夕方の帰りの船の時間だ。日帰りでの訪問は非常に忙しい。くれぐれも帰りの船に乗り遅れないように船着場に急ごう。

上の写真:左から ロウバンガンの群れ、ダーリントンステーション、ヒメアジサシの群れ
下の写真:左から 化石海岸、ペイントクリフ、ビショップ山に向かう途中の展望


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