タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第38回日豪プレス 2011年10月号掲載  復活した風力ミル・オーツランド

南北を走るミッドランドハイウエイをホバートから北に1時間。右手に風車の付いた石造りのタワーが見えるとそれがオーツランドの町だ。タスマニアへの入植間もない1800年代初頭北に旅をしたときの提督が、この付近の風景を見てスコットランドの穀倉地帯マックワリ地方を思い出したという。1811年にこの町の名前がOatlandsとつけられたのにはそのような背景がある。実際に19世紀の中旬ごろまで小麦の生産地域となりメインランドやNZなどに向けて輸出を行っていた。まさにその時代の1837年にこの風力による製粉工場Callington Millは造られこの町のランドマークとなったのである。
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世紀末になり、この地域の産業も穀物の生産から羊毛用の羊の放牧に変わり、風力が蒸気機関に取って代わられるとともにこの風力ミルは役割を終えて石造りのタワーのみが残った。以降、この建物の歴史的価値を知る地元の人々の手によって保存され100年の時が流れた。そして今年2011年の5月、なんとこの風力ミルに当時と同じ羽根がつけられ、フランスから導入された伝統的な石臼が設置されてこの風力ミルが復活したのだ。

クリーンエネルギーを見直すという世の中の流れや、より自然な製法による高品質の小麦粉を求めるという需要が背景にあったものかもしれません。この風車のミルの復活とともに、今この町の観光誘致に向けての積極的な取り組みが始まっている。歴史的な建物やショップを紹介するたくさんのパンフレットが作成され、ガイドツアーが作られた。魅力あるショップのひとつは羊毛ニット製品の「Casaveen」の工場隣接の直売所とカフェだ。Casaveenは、良質のユニークな製品をホームベースで生産するCottage Industryのタスマニアでの代表例として知る人ぞ知るブランドである。この他、町に隣接してあるLake Dulvertonは、面積23Ha のかなり大きな湖で、バードウオッチング、釣り、湖畔でのピクニックBBQなどに人気がある。今年の1016日日曜日にはスプリングフェスティバルが計画されていて、この日は19世紀の服装で参加するようにとの呼びかけがあります。
ホバートとロンセストンの間を移動の際は、メインのハイウエイを素通りせず是非町の中に入ってみましょう。予想以上の発見があることは請け合いです。

上の写真:左から オーツランドの風車とビジターセンター店内
下の写真:左から ダルバートン湖、オーツランドの町風景


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