タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第41回日豪プレス 2012年1月号掲載  ダブ湖サーキットは 花の季節

1月のタスマニアはツーリストシーズン。中でも一番人気のクレイドルマウンテン国立公園はワイルドフラワーが咲き乱れる最もいい季節だ。 今回はこのクレイドルのダブ湖周遊サーキットを歩いてここに咲く季節の花を紹介しよう。 このウオークはダブ湖展望台を出発して湖を一周する6km、約2時間半のコースで、平坦かつよく整備されたボードウオークがほとんどなので誰にも楽しんでもらえる。ただし、一旦スタートすると途中で中止することはできないので雨具や防寒着などの携帯はおすすめします。
この時期、展望台の周辺にはティーツリーの白い花が咲き乱れています。日本では魚柳梅と呼ばれる5弁の花で、トラックの中でもいくつかの種類が登場するおなじみの植物。同じところに、ピンクや白のメラルーカもある。この2つは、ユーカリと同じ仲間のフトモモ科。これらを見ながら時計回りでサーキットをスタートすると、数百メートル先に巨大な氷河岩が見える。このあたりは日当たりのよい草原地形で、ここに咲く2つのボロニアを見落とさないように。4弁のピンクががかった花「レモンの香りのするボロニア」はレモンタイムの別名もあり、葉っぱを指ですり合わせると強い柑橘系の香りのするミカン科の植物である。氷河岩の辺りから登場する6弁の下向きに白い花を付けるバウエラは「愛のかんざし」の和名がある可憐な花だ。
サーキットはこの先から森歩きの道に変化する。日の当たらないレインフォレストの中には花は少ないけれど、南極ブナに混じってタスマニアにしか存在していない杉の仲間のキングビリーパインやペンシルパインなどの固有の樹木を見ていくのも楽しい。まるでヤシの木のようなパンダニが登場するのも湿り気の多い森の中。これはスコパリアなどと同じヒースの仲間で2月頃になるとピンクの花を付け、世界一高いヒースと言われるユニークな植物である。森を抜けると北向きの日当たりの良い中間点で、休憩のベンチに座って見上げるとクレイドルの主峰がもうすぐそこに見える。もう少し早い時期であればタスマニアの代表・赤いワラタの花も見られる庭園のような場所でもある。
ウオークはこの先、桂岩の露出した岩盤に突き出して取り付けられたボードウオークを渡り、ボールルームの深い森を抜け、氷河地形モレーンが作る丘を越えて進んでいく。 キングビリーで造られた歴史的なボート小屋までやってくると終着点はもうまもなく。途中で、オレンジ色のユリの仲間クリスマスベルが見つかれば上出来だ。

上の写真:左から サーキットの途中の様子:森歩きのボードウオーク、ボート小屋とクレイドル、ペンシルパインとパンダニの後ろにクレイドル
下の写真:左から バウエラ、パンダニ、メラルーカ


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