タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第53回日豪プレス 2013年1月号掲載 いつかは挑戦 オーバーランドトラック

 タスマニアでもっとも訪問者の多いクレイドルマウンテンは、総面積16万ヘクタールの広大な国立公園だが、この南北を縦走するオーバーランドトラックというハイキングルートがあるのをご存知でしょうか? 北側のクレイドルから南側のセントクレア湖まで、その距離65km、標準行程は56日、すなわち山中で5回のテント泊(又は山小屋泊)が必要だ。このコースを個人で歩くとすれば、テント、食料、寝袋、雨具、衣類、調理道具、燃料などすべてを持参する必要があり、おそらく重量で最低20kg、へたをすると30kg近くになるであろう。 夏のクレイドルといえども、タスマニアの天気は変わりやすく、夏でも雪や霜と出会うことは珍しいことではないので、装備は防寒着も含めて慎重に準備することが必要なのだ。

装備の大変さから書き始めたが、このトラックの素晴らしさは一度経験してみないとなかなかわからない。6日間の毎日が、変化に富んだ風景との出会いになる。歩き始めの2日間は、開けた風景の氷河草原。そこにクレイドルマウンテン、バーンブラフ、ぺリオンウエストなどの岩山の切り立った姿が展開する。こういった岩山に加えて、無数の湖沼、深い谷、滝、鬱蒼と茂る冷温帯雨林などが次々に登場してくる。一日は、タスマニア最高峰マウントオッサ(1617m)への挑戦もある。1月のこの時期、このマウントオッサの登り口付近にはヒースの仲間スコパリアの群落が花を咲かせて、モザイク模様の花畑を展開しているであろう。最終日、56日のトラック歩き終えて終点のセントクレアの湖に到着したときの感動は大きい。静かな湖水とオリンパス山の岩峰を見ながら、迎えのフェリーを待つ時間は、まさに至福の時といってもいいだろう。
オーストラリアにお住まいの方は、是非一度このオーバーランドに挑戦してみていただきたい。

世界遺産に指定された国立公園内を歩くこのウオークは、現在、11月から4月までの夏期間は有料、予約制、かつ北から南の一方通行になっていて、国立公園局のウエブを通じて予約や情報の入手が出来る。宿泊ポイントには公設の山小屋(無人)があって、ほとんどの場合この小屋に宿泊することができる。なお、20kg以上の装備にはとても耐えられないという人には、一日10人限定の食事とワイン付き、プライベートな山小屋利用のツアーを催行している会社もある。

上の写真:左から行程2日目、1日目、6日目のトラック風景
下の写真:左から行程1日目、行程4日目のマウントオッサ付近の花畑、6日目セントクレア湖のフェリー


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