タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第59回日豪プレス 2013年7月号掲載 フリンダース島の ダイヤモンド

シドニーからの直行便でホバートに向かって飛んでくると、タスマニアの本島に到達する少し手前の洋上に無数の群島が目に入る。バス海峡のタスマニア北東部に存在するファーノー諸島(Furneaux Group)である。その中の最大の島がフリンダース島で、人口が900人、面積1333平方キロ、日本で言えばちょうど淡路島の2倍ぐらいの大きさであろうか。 島の名前は、1798年に初めてタスマニアの島を一周探検した英国の探検家マシュー・フリンダースに因んでいる。

今日紹介するのは、この島でとれるダイヤモンド。これは通称、Killiecrankie Diamondsと呼ばれるものだが、実は本当のダイヤではなく、トパーズのことである。この島の北部にある美しい海岸キリークランキービーチで取れるのでこのような名前が付けられている。

フリンダースを中心にするこの群島付近は花崗岩の岩盤が露出する古い地質。トパーズは花崗岩などの火成岩の中にプリズム状の結晶として産出される。このキリークランキーのビーチには、花崗岩が風化して出来た砂礫が広がり、スコップで掘り出して軽く水洗いをするだけで原石の粒が発見できるのだ。太陽にかざすと磨く前でもキラキラとしたその輝きの片鱗がうかがえる。

トパーズは、モースの硬度表で、ダイヤモンド、サファイヤなどに次いで3番目に硬い宝石である。石の性質によって、透明のもの、やや青みがかったアイスブルー、赤みがかったピンクゴールドといった色合いのものがある。ビーチの近くで、この宝石を採取して加工し販売をしている人がいて、訪問すれば磨き上げて加工した製品を購入することも可能だ。

ビーチに行ってちょっと探るだけでこんな宝石が簡単に見つかってしまうというのは、まさにタスマニアならではというところだが、フリンダース島は、訪問するのがまずそんなに簡単な所ではない。ロンセストン空港から一日数回の定期航空便がある。(又はメルボルンからの航空便)しかしこのビーチは、空港のあるホワイトマークから北に50km近く離れているので何らかの形で車の確保が必要になる。数少ないレンタカーを借りるか、現地でツアーをやっているおばさんに連れて行ってもらうか?

フリンダースには南方にタスマニアの国立公園では最小かつ最も訪問客の少ないStrzelecki国立公園があるが、私自身まだそこを訪問したことがない。その他、島の東岸にあるいくつかのラグーンや湿地は、野鳥、野生動物の保護区になっていて面白そう。また、空港からほど近いところにある「Walkers Lookout」に登れば、島の周囲360度を展望できる。

上の写真:キリークランキービーチとトパーズ探しの様子
下の写真:島内のハイウエイ、着陸直前の風景、ウオーカーズルックアウトのサイン


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