タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載する新しいコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第63回日豪プレス 2013年11月号掲載 生きている化石  アナスピデス

太古の自然の島タスマニアには、ここにしか生息していない珍しい動物や植物が多数存在するのだが、今回はその中で「生きている化石」として知られているエビについての話を。正確にはAnaspides tasmaniae、別名Mountain Shrimpと呼ばれる小エビである。
おおよそ25千万年前の三畳紀の化石のエビと同じ姿をしており、そのことが生きている化石と呼ばれる所以である。
非常に温度に敏感な生物で、水温の低くかつ常時安定した環境でしか生活できないため、標高の高い湖や洞窟の中を流れる川、山間部の地下水が常時湧き出ているような場所などにのみ生息しているので、なかなかお目にかかることはが難しいのです。

アナスピデスというのはギリシャ語で「硬い殻がない」という意味だそうで、現代のエビと比較すると甲殻類らしい身体を守る堅い殻がないのが特徴らしい。それだけきわめてデリケートな身体を持つ動物ということである。体長は大きいもので5センチ、通常2センチから3センチぐらい。水中の岩の上を歩くように移動しているので、生息している湖や川に行って注意深く探せば以外に簡単に見つけることができる。とはいってもその場所を探すのが問題なのだが・・・・。

まずもっとも行きやすい場所で確実に見ることができるのは、マラクーパ鍾乳洞。ここはウエットケーブで洞窟の中を川が流れており、そのために土ホタルが観察できる場所にもなっているのだが、ここでの問題は光がないこと。洞窟ツアーのガイドに上手にお願いしてトーチで探してもらえば短時間ながら比較的簡単に見ることができる。
明るいところでは、まずマウントフィールド国立公園のビジターセンター。ここの入り口にある展示ルームにはこのエビの泳ぐ映像を上手くアレンジしたモニターパネルがある。実物については、上部ハイキングトラック途中のTarn(標高1200mぐらい)で一度見たことがあるけれど、そこまで行くのは容易ではない。ハーツマウンテン国立公園のハーツの頂上に向かうハイキングトラックの途中にもいくつか湖があって、ここでも見られるが、この場所に行くのもなかなか容易ではない。最後に、とっておきの場所を紹介すると、ホバートの裏山ウエリントンの中腹。標高1000mのところにChaletと名付けられたBBQスポットがあり、この近くの小さな湧き水ポイントに多数生息している。天然水の収集のついでにぜひとも探してみてください。

上の写真:アナスピデス各種
下の写真:今回は無し


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