タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社代表の千々岩 健一郎が同紙に連載するコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第69回日豪プレス 2014年5月号掲載 ロンセストン(その2)カタラクト渓谷

地元ではもっぱらゴージ(Gorge)という名称で親しまれているこの名所は、ロンセストン市民にとっては、週末あるいは毎日の散歩や運動に過ごす憩いの公園である。
サウスエスクリバーは、ベンローモンド国立公園の東側の山麓を源として、はるばる214kmを流れてこのロンセストンの町に達するタスマニアで最長の川である。 高台を流れてきたこの川が、町の中に流れ落ちるところに深い谷があり、1895年に南半球では最初の水力発電施設が作られました。その名は、ダックリーチ発電所(Duck Reach Power Station)で、これによってロンセストンの町に南半球で最初の街灯が灯されたのです。20世紀になって、上流にコンクリートアーチ式の新しいダムが造られたために、この最初の発電所は閉鎖されて現在はこの歴史を伝える記念館になっています。
と、ゴージの歴史を語ってきましたが、現在、実際に市民に親しまれている場所は、この最初の発電所からずっと下流の、
First Basin(一番目の水溜り)と呼ばれる盆地状の広場です。

周囲が火成岩の硬い岩盤に囲まれ、急峻な岩壁とともに固有のユーカリや19世紀に植えられた各種の樹木が茂る自然豊かな場所です。メインの入り口まで市内中心部から車で10分程度。鉄の門のついたゲートをくぐったところに、チェアリフトの乗り場があります。全長457m、真ん中の柱の無い部分の長さ308mは世界最長という有名リフトで、川の上空を横切っていく場面はなかなか緊張感があります。
カタラクト渓谷には、この
First Basinを中心にさまざまな散策路があって、リフトに乗らないでもいろいろな楽しみ方があります。もっとも時間をかけないコースは、メインゲートから左手のつり橋を渡って対岸に移動し、木立の中を歩いて下手の橋を渡って出発点に戻る。おおよそ30分程度で、この盆地状地形を一周できます。もし自家用車ではなく、バスやタクシーなどで訪問した場合ならば、つり橋やチェアリフトで対岸に渡った後、この川に沿ったメインウオークを1kmほど下って1867年に造られたキングブリッジ(Kings Bridge)に至るルートをおすすめします。このウオークの途中には、対岸に40mの高さの岸壁があって地元の学生たちがロッククライミングの練習をしている風景に出会うこともあります。
この歴史的な橋を渡ると市内中心部まで歩いても5分。サウスエスクリバーは、この古い橋をくぐったあたりで、北側から流れてきたノースエスクリバーと合流し、タイマーリバーと名前を変えて北の河口に向かって緩やかに流れていきます。

次回は、このタイマーリバーとその流域についてお話しましょう。

上の写真:左から ファーストベイスンにあるつり橋とその周辺の様子
下の写真:左から キングブリッジとタイマーリバーのスタートポイント


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