タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社元代表の千々岩 健一郎が同紙に連載するコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第74回日豪プレス 2014年10月号掲載 マウントネルソン 信号場跡

州都ホバートの山の手の住宅地サンディベイ。 朝日のあたる展望の良い高台では、いまだに新しい家の建築が進んでいる。 住宅地の上部、この港を見下ろす小高い丘がマウントネルソン、標高340m。 入植直後の1811年にこの頂上部分に信号場が造られた。眼下のダーウエントリバーの河口に入ってくる船の様子を観察し、その情報を港の管理局に送信するのが目的だった。その後、100kmほど離れたタスマン半島にポートアーサーの監獄施設が造られた後は、マストの高さを高くして半島との間で腕木シグナルによる通信も行った。時代とともに通信方法は変化したが、タスマニアで最初の電話線が引かれたのもこの信号場と港の間であったそうだ。信号場は、1986年までの120年間役割を務めその役目を終えたが,建物と通信用のマスト、仕事に従事した人たちが住んだコテッジなどが残り、マストには現在でも毎日、州の旗が掲揚されている。
ホバート市内からは車もしくはメトロのバスで15分程度で行ける。晴れていれば、眼下にダーウエントの流れ、左にホバート市の中心部、右には南極方向に口をあけたこの川の河口方向とブルニー島などが展望でき、ホバートの町の人気のある観光ポイントのひとつになっている。
この信号場跡を目指して、サンディベイのタスマニア大学近くにあるランバートパークを出発点にして歩いて登るトレイルも整備されている。
 2004年ホバート市は、入植200周年を記念して周辺の私有地45haを購入し、従来の保護エリアと併せて総面積130ha200周年記念公園に指定した。山火事に焦げたユーカリと木麻黄の茂るクリーク沿いの道を息をこらして登っていくと、やがて左にダーウエントの流れを望むなだらかなスカイラインウオークとなる。出発点から40分程度で頂上に達する週末の運動には最適のハイキングコースだ。
一汗かいた後は、休憩スポットもある。かって、信号場の従事者が暮らしたコテッジが展望の良いカフェになっており、モーニングティやなかなか洗練されたメニューの昼食が楽しめる。

帰りは、同じ道を下るのが嫌な方は、反対の南側のトラックをタルーナ方面に下っていくトラックもある。タスマニア最後のアボリジニとして知られるトルカニニの名前を付けた自然保護地域の中を歩いていくコースだ。ただしこちら側は日当たりの悪い南向き斜面ということもあり、やや足場の悪い急斜面が続くので注意が必要です。

上の写真: 信号場跡周辺からの展望
下の写真:左から カフェの窓より、記念公園のサイン、トラックの様子


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