タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社元代表の千々岩 健一郎が同紙に連載するコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第83回日豪プレス 2015年7月号掲載 ビッグツリーとディップの滝

このコラムの7月の題材としては、どういうわけか北西部を取り上げているものが多い。冬のタスマニアが低温と同時に雨も多く旅行にはあまり適していないのはご承知の通り。今回のテーマも北西部の人気の観光スポットだが、ここは冬場こそ見ごたえがあるという人が多い場所である。

Dip River Forest Reserve」が今回の訪問場所の正式名称である。北西部の小さな港町スタンレーから2号線を10km東に走ったところから右折、C225を更に26km走ったところに目的地がある。かなり曲がりくねった細い道路だがほとんど舗装されていて30分強で到達する。分岐点には標識があるが小さいものなので見落とさないようにして下さい。

この森林保護区の最大の見所はディップの滝。高さも幅もタスマニアの数多い滝の中で最大級だが、最も特徴的なのは滝の落差を作っている崖の岩の形だ。太古の昔地下のマグマが固まって出来た玄武岩の多角形の柱が多数集まって階段状の斜面を形成している。上流から流れてきた水は集まった柱のてっぺんにぶつかりながら落ちていく。特に冬場の雨の続いた後の滝は、轟音を伴ってその光景は恐ろしいほどのものになる。そのスケール感は、なかなか捨てたものではない。夏場でも大雨の後には同様の姿が展望できるが、やはり冬場の方がそのチャンスは多い。
展望ポイントは2ヶ所。川の手前の案内板とトイレのあるピクニックサイトから152段のステップを下り滝の下から見上げる方法がひとつ。滝の高さを感じながら間近に見物したい方はこの階段を下っていくことになるが、常時湿っていて滑りやすく注意を要する。危険と時間をかけたくないという方は、橋を渡った対岸の右手に滝を上部から展望できるデッキがある。特に水量の多い冬場はこの展望デッキからの見物が無難である。

この保護区の見所のもうひとつはビッグツリーだ。橋を渡って1kmほど移動した先のレインフォレストの奥に樹齢400年といわれるユーカリの老木が鎮座している。マウントフィールド国立公園のスワンプガムと同じ高木タイプのユーカリで、俗称ストリンギーバークと呼ばれる。このユーカリは高さよりもその太さと多数の瘤が付き苔むした幹の姿からもわかるその古さである。周囲には根元を保護するためのデッキが設けられて一回りでき、周囲16mといわれるその大きさを実感できる。ユーカリの寿命は最大でも400年といわれているので、この木はタスマニアで最も古いユーカリのひとつといっても良いであろう。

上の写真:左から ディップの滝のデッキからの展望、滝の下部からの展望、水の少ないときの様子 
下の写真:ビッグツリー2枚と近くの倒木の写真


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