タスマニア再発見

豪州国内で毎月発行されている日豪プレス紙と同時掲載でお送りする新特集
当社元代表の千々岩 健一郎が同紙に連載するコラムです。
タスマニアの魅力を新しい切り口で紹介するこのコーナーをどうぞお楽しみください。

第84回日豪プレス 2015年8月号掲載 豪州ゴルフ発祥の地 ボスウエル

毎年7月に開催されるゴルフの全英オープンは、その発祥の地といわれるスコットランドのセントアンドリュースがその舞台だが、オーストラリアのゴルフ発祥の地がタスマニアにあるのをご存知でしょうか。ホバートから北に車で約1時間、中央部の山岳台地に向かって5号線のハイウエイを登っていくと、牧草地の中にぽつんと存在するボスウエル(Bothwell)の町がそこです。

小さなところですが、19世紀初頭の建物が田園風景の中に点在する静かで歴史を感じさせる場所です。町ができたのは1823年、スコットランド出身の入植者が多かったこともあり、スコットランドはグラスゴウの近くにある同じ町の名前をとってボスウエルと名づけたそうです。

この町の通りの一角にゴルフ博物館があります。観光案内所を兼ねた小さなコテッジには、古い木製のクラブやその他の道具が展示され、当時の写真や過去に活躍した豪州やタスマニアのゴルファーなどについての様々な解説があります。入り口に掲げられたパネルに、この町とゴルフの歴史について次のような文章がありました。

「1821年の10月エジンバラの港町から入植まもないタスマニア(Van Diemens Land)に向けて一隻の帆船が出港した。長い航海を通じて知り合った同じ出身地の人々は、ホバートから内陸に入ったこの地を共に入植の場所に定めた。入植者の一人Alexander Reid氏は、この地をやはりスコットランドの故郷の村にちなんで「Ratho」と名付け、本国から持参したロングノーズのクラブと羽のボールを用いてゴルフを始めた。世界のゴルフ発祥の地からやってきた人々は、将来ここがオーストラリアのゴルフ発祥の地として知られるようになるとは考えても見なかった」

彼らが最初にゴルフを始めたこの古いゴルフコースは、町の中を流れるクライド川のほとり、5号線のハイウエイに沿ったところに存在しています。当時のゴルフ場は牧場と一体化したもので、牧草地の草を羊に食べさせてそこがフェアウエイとなりました。四角の形をしたグリーンの回りにはフェンスが設けられて羊が入らないようになっています。そしてこの原始的なゴルフ場の形がそのまま現在でも引き継がれて、豪州最古のゴルフ場として存在しているのです。
入植当時の邸宅もそのまま残ってクラブハウス(
Ratho Farm)となり、宿泊や食事ができるようになっています。タスマニアを訪問するゴルフ好きの方はぜひとも一度この地をお訪ねください。

上の写真:左から ゴルフ場風景とクラブハウス(Ratho Farm) 
下の写真:ゴルフ博物館 外観と中の展示


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