メルボルンが災害事態宣言を発令

前回の記事でもお伝えしましたが、ここにきて更に自体が悪化の一途をたどっているVIC州政府は8月2日（日）より緊急事態宣言の上、災害事態宣言を発令し、6週間のステージ4に移行しました。これにより第１波の時よりも一層厳しい規制がしかれたことになります。具体的にはほぼ外出禁止、運動は1時間以内、家より5㎞以内での移動のみ、夜間外外出禁止。買い物等の外出時にはマスク着用が義務化。またほぼ全ての施設やお店が閉鎖になりました。

他州でもVIC州との出入りを禁止もしくは厳しく制限し、コロナの流入を防ぐように対応しています。もちろん仕事や医療、流通、家庭や個人の止むを得ない事情を鑑み例外は認められていますが、事前許可を取得するのは非常に困難になっているようです。NSW州やQLD州の一部でも小規模のクラスター発生が認められ、ホットスポットとして移動などの規制対象になっています。

VIC州以外の州ではほぼ新規感染が無く、タスマニアやSA州、WA州では州越えをしても自己隔離をしなくてもよくする等規制を緩める動きが始まる所でしたが、ＶIC州の事態を受け、現状の規制を継続するようです。つい先週にはQLD州で陽性反応が出た人たちが、感染経路を調べてみるとメルボルンに旅行に行っていたことが判明。NSW州経由で帰途につきメルボルン滞在を隠していたそうです。更には14日間の隔離もせずに仕事に行き、しかも職場が学校と施設関係という最悪のパターン。これはさすがに警察の捜査が入り重い罰則を科されるようです。こういった行為が行われる以上、州境閉鎖の延期は州内の安全確保の為には致し方ない方針かもしれません。

タスマニア紀行

COVID-19: タスマニアとオーストラリアの現状5

Images courtesy of Tourism Tasmania:

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