オーストラリア及びタスマニア州の規制

2020年が始まって間もなくの1月から始まった新型コロナウィルスの問題。それに伴い、現在進行形で激変していく各国の対応。オーストラリアも例外ではなく、この2週間程で様々な対策が採られるとともに、状況も刻々と変化しています。今回はオーストラリア、タスマニアの現状について簡単にではありますがお伝えしたいと思います。3月24日現在で、既に新しい規制によって上書きされたものについては割愛いたします。

オーストラリアは２月の中国本土からの入国禁止を皮切りに、イランや韓国等の感染者が爆発的に増えた国々からの入国を規制してきましたが、3月20日をもってオーストラリア人、永住権を持つ方々、またはその直近の親類縁者以外の入国が禁止となりました。また国内の住人に対しても国外旅行の禁止を要請しました。

それに伴い、主要な各航空会社が3月末から5月末（カンタス航空・ジェットスター航空）、もしくは6月中旬（ヴァージン航空）が国際線の全便休止を発表したことにより、実質的には国境が封鎖されたことになります。3月19日にはタスマニア州が州に入る移動者に対し14日間の自己隔離を義務付け、3月25日までには全ての州が同様の措置をとる事になりました。

また、オーストラリア政府は非常事態宣言の第一ステージとして3月23日正午からレストラン等の飲食店や映画館等の娯楽施設、教会を含む人が密集する施設を閉鎖または休止措置が取られました。スーパーや医療機関など生活に必要な施設は今後も営業が続けられますが、政府の見解では今後6ヵ月は規制が続くとしています。また、状況により更に厳しい措置の検討をし、違反者に対しては数万ドルの罰金や懲役を含む重い罰則が科されます。

これに伴い国立公園のビジターセンターや公共の山小屋などを含むほぼ全ての観光アトラクションが閉鎖される模様です。数週間から数カ月の休止としているところも多くありますが、事態が収束を見せるまで再開の見通しが立たないというのが現状です。

タスマニア紀行

COVID-19: タスマニアとオーストラリアの現状

Images courtesy of Tourism Tasmania:

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