１．大まかな旅程を立てる

いくら自由気ままにと言っても、ある程度の計画は必要。これがないと移動距離が長いタスマニアでは空港に行くだけで一日時間を取られてしまいます。なので、大まかな目的地とどこから入り出るのかは決めておきましょう。またクレイドルマウンテンやフレシネなどは宿が少なく泊まれないこともあるので周遊型であるなら宿の予約は必須。

２．レンタカーを予約する

レンタカー会社を選ぶ時、車の空きと値段が一番の決め手になるのはもちろんですが、それ以外にも考慮すべきことがいくつかあります。特に規約に関わる部分はしっかりと理解してから決めたいもの。

・年齢と運転歴

基本的に運転者が借受人になりますが、ほとんどの会社で年齢制限があります。２１歳以上６５歳以下であればほぼ問題ありません。また運転歴が最低１年以上（初心者マークがとれている）も必要。この範囲外だと別途料金が必要だったり最悪借りられない場合が。絶対というわけではなく、各社によって規約が異なるので予約前に必ず確認しましょう。何人か交代で運転をする場合は、その方達も同様に登録が必要になり、別途料金がかかることがあります。これをしないと万が一の時、一切保険が効かないので注意しましょう。

・車種の選択

車を選ぶ時はサイズクラスとモデルから”コンパクト・ハッチ、スタンダード・セダン、ラージ・SUV”などをチョイスします。通常写真付きでどんな車かわからるのでそこから選びましょう。ただしオーストラリアでは車種自体の選択はできません。なので日本車限定などはできません。必ず「車種名 or similar」と注意書きがあり、似たようなサイズ・モデルになる事も多くあります。ちなみにキャンピングカーなどの大きな車でも日本の普通免許で問題ありません。

・走行予定距離

長距離を走ることが多いオーストラリアではレンタカーにも走行距離制限があります。５０００㎞や１００００㎞等の条件があり、それを超えると１㎞単位で超過料金が発生します。タスマニアの場合、一周廻っても２０００㎞程度ですが、できればUnlimited（無制限）を選びましょう。

・ピックアップ、ドロップオフ場所

旅程に関わってきますが、どこで受け取り返却するのかも重要なポイント。Hertz、Avis、EuropeCarなどの大手は空港にデスクがあり便利ですが空港使用料などが加算され割高。格安会社やキャラバン、キャンピングカーのレンタルは空港から離れているのでそこまでの移動も必要となります。借受地と別の場所で乗り捨てる場合も料金がかかりますが、最近では免除しているところも多くなってきました。

・保険と免責

ここが一番重要。通常、予約料金には保険は含まれておらず後付けになります。いくつかのレベルがあり、損害があった場合に数百ドルのエクセス費を払うだけのものや、全額補填するMaxがあります。ただしMaxで掛けてもパンクや窓割れ、未舗装道路での事故は除外など各社によって免責事由が異なるので必ず確認しましょう。先にあげた年齢や運転歴もここに関わってきます。日本から旅行保険をかけてくる場合でも、即時支払いがないと現地で一旦最上限$９９９９をとりあえず払うこともあるので要注意。何はともあれ保険はMaxで掛けることを強くお勧めします。

・その他の付属品

お子様連れの場合、７歳まではチャイルドシートの使用が義務になります。また１６歳までは体の大きさにより使用が必要となります。１２歳程度まではチャイルドシートを借りましょう。ナビについては携帯最大手Telstraの回線が利用できるスマートフォンならばマップ機能で十分賄えます。ただし、電波自体が入らない地域も多いので、心配な方はつけましょう。

タスマニア紀行

レンタカーで行く、気ままなタスマニア旅

Images courtesy of Tourism Tasmania: